小見山祐紀氏は現在37歳。講談社のモーニング(副編集長)を担当していたが、辞職し川口市長の私設政務秘書になる。
「蒼天航路」「唯才是挙」最高!
モーニング(副編集長)は講談社の主力週刊漫画誌であり極めて重要で、その副編集長として30代半ばには活躍していたことになる。
小見山祐紀氏は極めて有能な人物であり、出世も相当速いと考えられるのだが、何故?魅力ある職を辞して川口市長の私設政務秘書になったのか?
元講談社 漫画編集者。週刊少年マガジン、モーニング(副編集長)を担当。2023年、川口市長の私設政務秘書になる。
市民・クルド人・政治家らと向き合い市長と共に川口クルド人問題に対応。市長とラジオ出演も。
2024年10月2日放送のアベプラを紹介した記事がネットメディアに多数出ていますが、小見山氏本人がツイッターで補足説明しています。
アベプラさんで「川口クルド問題」について議論した件、記事にしていただきました。ぜひ35分ある元動画もご覧ください。https://t.co/Mwu701H988
— 小見山祐紀 (@lionorkuma) October 4, 2024
そして、この問題にさらなるご関心がある方は、以下の補足もお読みいただけましたら幸いです。…
小見山氏のツイートの抜粋。「在留資格のない人は帰ってもらう」「ルールやマナーを厳守する」という当たり前の大前提を、いかに煽情的な言葉を使わずに粛々と進めるか。それが大事だと僕は思っています。
川口市民とって心強い発言で、小見山氏の政治活動を応援したい思う市民は多いでしょう。
アベプラを見ると分かりますが小見山氏は、法令を順守、心情的な問題はあくまで法の下にある、川口市民の心情を理解した上で、ルールを守る(法律上に問題ない)外国人に対し排他的ではない考えのようです。
アベプラは35分間の内容でしたが失言はゼロ、川口市民を不快にさせるような発言もゼロ、クルド人が不快になる様な発言もゼロ、極めて常識人であり、バランスが良いというイメージを持ちました。
とても興味深いのでガッツリ文字起こししてみました。
川口クルド問題×市長秘書 治安悪化は本当?仮放免なぜ問題?強制送還の必要は#アベプラ【平日よる9時〜生放送】 | 企画平石直之さん、アベプラさん、川口市の問題を取り上げていただき、ありがとうございます。 もし次回があれば、その時はぜひ呼んでください。
— 小見山祐紀 (@lionorkuma) August 22, 2024
【川口自警団】目的は?法整備は必要?外国人トラブルの実態とは…?発起人&県議と議論|アベプラ https://t.co/49DOir5mzg
【小見山祐紀】
川口市にクルド人は2000人~3000人いる。ざっくりの話でおおよそ半分は難民申請中。難民申請中、特に1回目は特定活動という在留資格(ビザ)がおりる。これは正規在留資格がある状態。
難民申請が却下された人達は本来であれば強制送還。あるいは入管に収容される対象だが仮放免という立場で川口市内に住んでいるクルド人が半分。
数にすると100人もいないと思うが、中長期の在留資格を持っているクルド人もいる。
【ゲスト】
「仮放免」とは何の為にある状態なのか?
川口市には多く分けて2つの状態のクルド人がいます。「難民申請中」と「仮放免(却下された人)」です。
1)難民申請中
「難民申請中」とは「特定活動」という「在留資格」の立場です。
2)仮放免
「難民申請を却下された人」は「仮放免」の立場です。本来は強制送還か入管施設に収容されるが人道上・健康上の理由等から例外的に身柄の拘束を解かれた状態です。働くことは禁止。健康保険加入できません。
3)中長期の在留資格あり
中長期の在留資格を持っているクルド人いるが100人もいないと思うと、市長政務私設秘書 小見山祐紀氏は発言しています。
【小見山祐紀】
基本的には国に帰る前提。良くある誤解だが、強制送還は現在している。強制送還される人数より入ってくる人数が多いので間に合ってないという状態。
仮放免状態のクルド人はおそらく700人~900人。
やってくるクルド人が難民なのか?と言う問題は、川口市としては、そこに対してどういう意見だと言うことはない。
これは本当に難しく、「絶対に難民だとクルド人」や「絶体に難民ではないクルド人」はわかりやすい。多くはグレーゾーン。だから問題になっている。
事実として難民認定されたクルド人も本当に少ないがいる。
筆者補足:トルコ国籍のクルド人が難民認定された事例は過去に1例(2022年)1人のみ。
【ゲスト】
難民認定はどの位の期間がかかるか?
【小見山祐紀】
数年単位。
【筆者補足】川口市は2023年9月、法務大臣にたいし要望書を提出。3点のポイントがある。
1)不法行為を行う外国人においては、法に基づき厳格に対処(強制送還等)を
2)仮放免者が最低限の生活維持ができるよう「監理措置」制度と同様の就労可能な制度の構築を
3)生活維持が困難な仮放免者等について健康保険などの行政サービスなど救援措置を含め国の責任で適否判断を
【小見山祐紀】
事実として2、3の要望は今現状、実現されていない。仮放免の状態の人をどうするか?どこの国もかかえている問題。
国によっては行政サービスを仮放免の人達に与えている国もある。
1人、2人ならこのような要望は出さない。川口市には2000人~3000人のクルド人がいるわけで、実際問題、働けなかったら、違法就労が横行する。
健康保険に入れなければ病院にかかれない。
そういう状況でいいんですか?川口市は困っているんです。そういう気持ちを法務大臣にぶつけた。
【ひろゆき】
元々、難民申請却下されても働けるという状態から、働けないとだんだん厳しくなってるんですけど、そもそも要望書が通って仮放免でも働けますよってなると、 実質的に誰でも働けることになってちゃう。クルド人が日本に来てしまう。どんどんクルド人が増えちゃうよね。
医療サービスの税金も日本人が払いますってことになると、病気のクルド人とかも川口に来たら普通にタダで良い医療受けられるしっていうのでたぶんどんどん増えちゃうかもしれないんですよね。
よく平和がいいよね、シアワセがいいよねって人がクルド人くらい受けれ入れればいいじゃないかっていうんですけど、トルコにいるクルド人だけでも2000万人ぐらいいますよね。
その人達全員きちゃって、じゃあもちろんサービス受けられます働けますっていったら、その2000万人増えてどうすんの?答えがないままみんな言ってる気がしてて。
難民申請却下しました、仮放免っていうのは申請が却下され丸まで2年9ヶ月とかかかるらしいですけど、仮放免だよね、そのまま居続けられるよねってなっちゃってるので、 そこはもう税金払ってでも強制送還した方がコストしては結果として僕は安いと思うんですけどね。
【小見山祐紀】
川口市が昨年した要望は結果とし炎上している。その主な論点はひろゆき氏が説明した事です。
仮放免の人達に居心地よくしてどうするんだ?っていう意見ですね。
川口市の要望の趣旨は、あくまで強制送還する前提でそれまで間、時限的に認めてはどうですか?という提案。
【ホスト】
大事な事は川口市は強制送還できない。自分達ができないからこそ、市として出来る事としてはっていう意味でおっしゃっているですね。
【小見山祐紀】
これがベストだと思ってない。ただ、こうする他になかったんだっていう気持ち。
【ゲスト】
他の似たような状況の市区町村と連携して要望を出すことは考えてないか?
【小見山祐紀】
それは考えてない。おそらく川口のクルド人のように、ここまでのまとまった数の仮放免者、難民申請者がコミュニティを作っている居住している地域は他にない。
【ゲスト】
ドイツでは地方地方で難民を集めたエリアを作っている。
【ひろゆき】
一部エリアに集中すると問題が起きるので、民族なりで各地域にわけるという意味。
【ホスト】
川口市に限らず、正規の在留資格も持っているクルド人もいるが、一色淡にクルド人は、あるいわ外国人に対する嫌悪感に繋がりかねない事はどう思いますか?
【小見山祐紀】
今、まさにそれが起きていると思う。とにかく主語が大きくなっていて、クルド人はみんなウソツキなんだ。とか、みんな偽装難民なんだっていう極端な事を言う人いれば、 クルド人はみんなかわいそうなんだ。逆の側の主語の大きいことをいう人もいる。
白なのか?黒なのか?右なのか?左なのか?二項対立になっていることは危険だなと思う。
【ゲスト】
市民の声なのか?ネットの声なのか?
中国人、クルド人は排他、排斥、排除
中国人に日本人が蹂躙されている!
不良外国人はきっちり厳正に処分しろ!
埼玉県警はクルド人の味方で日本の敵
川口市は治安悪くなってるなんて事実は存在しない。ヘイトはやめましょう。
【小見山祐紀】
あくまで私のは肌感として答えると、元々は川口市内のローカルな問題だった。
でもこれがネットで物凄く加熱して、そして今そのネットの嫌な熱が逆輸入的に市民感情に降りているような感覚はある。
【ひろゆき】
合法に日本に滞在する許可を持っている人が外国人としてくるのはウェルカム。
滞在許可がない状態で更に違法な事もする人を受け入れるというのは、どの国でもありえない状況だと思う。
【ゲスト】
18ヶ月間の統計で日本の人口は毎日2000人減っている。
同じ期間で、約1100人の外国人が就労ビザを取っている。だから入ってくる。
移民大国日本は事実。国会の議論、全国の議論にたいしてオープンにしないとイケナイ。
日本の経済社会の現状を見ると移民大国。オープンな議論をすべき。
【ホスト】
ある一定数を超えた時には、場合によっては手に負えなくなるのではないか?
そのモデルケースとして川口市は見られている。
【ゲスト】
スウェーデンでは難民を沢山受けれいた結果、難民が一部の地域に集まって、その中で暴徒化したりなどの事件が起きている。
難民や移民を排斥しようという政党が多くの議席をとってしまって、若者も右傾化してしまったりという事が起きている。
川口市の問題を上手くやらないと、外国人全体の排斥という事に繋がってしまう。
増加するクルド人
1)トルコから飛行機で日本へ。
2)羽田空港 ビザ不要で入国 90日滞在可
3)親戚・友人を頼って川口市へ
4)難民申請 却下でも仮放免認定で定住
【ホスト】
ヨーロッパでは右派の台頭が次々起きている。
移民を沢山受けれいてきたけれども、その先にあるものがこうなのか?という事でヨーロッパで様々右派が台頭している。
埼玉県の刑法犯検挙件数
トルコ人 2021年 51人(4.7%)2023年 69人(5.9%)
外国人 2021年 1087人 2023年 1163人
全体 2021年 9573人 2023年 9973人
出典 県警白書 埼玉県警
やるべき3つのこと(小見山)
1)入管法に則り、日本に在留できない人は国に帰ってもらう(国の役割)→送還のスピードを上げてくれ。予算を付けて人員を増やす。
2)警察力を強化し、治安を乱す人は厳正に取り締まる(県の役割)
3)法の執行が差別意識の醸成に繋がらないよう、共生社会の在り方を模索し続ける(市の役割)
【小見山祐紀】
当たり前の前提。法を犯す外国人、在留資格のない外国人は帰ってもらう。そこにメスを入れようと川口市は一切していない。
それは当たり前の事をやってくれ。ただそういう政策を進めていくと、なんとなく雰囲気として外国人に冷たいムードが出てくるので、そのムードは押し返さないといけないよね。
【ホスト】
問題のある人に対しては市としても厳しい態度を取りますよというほうが重要ではないか。
大手出版社で活躍されていたなか、それを辞めて市長の秘書として外国人問題と向き合う、ある意味では市長の代わりメッセージしていく立場だが、そもそもなぜこの問題に関わろうと思ったの?
【小見山祐紀】
右か?左か?擁護派か?排斥派か?みたいなレッテル貼りがある。でも真実とか本質とか落としどころはその中間にある。
今、入管法も改正されおそらく2~3年以内に有識者の方で1年以内と言っている人もいるが、仮放免のかなりの数のクルド人が帰国する事になると思う。
そのとき、川口市内に残る街の記憶を外国人を追い出したみたいな記憶にしたくないんです。
在留資格のないクルド人は帰って、ある人とは共生をしていくんだという街の記憶を残したい。
35分間の内容でしたが小見山氏の失言はゼロ、川口市民を不快にさせるような発言もゼロ、クルド人が不快になる様な発言もゼロ、極めて常識人であり、バランスが良いというイメージを持ちました。
法を順守、心情的な問題はあくまで法令の下にある、川口市民の心情を理解した上で、ルールを守る(法律上に問題ない)外国人に対し排他的ではないと言う考えのようです。
さて、ここからが本題です。現川口市長 奥ノ木信夫(3選)は4選はせず不出馬を表明。小見山氏の奥様は奥ノ木信夫のご息女であり、次回市長選に小見山氏が奥ノ木信夫の地盤を引き継ぎ出馬するというウワサがあります。
かなり検索をしてみましたが、小見山氏が奥ノ木信夫のご令嬢と結婚したというという話はなく、また、奥ノ木信夫と個人的な関係にあるという話もないので、ウワサの信憑性は確認できませんでした。
私見ですが30代半ばでモーニングの副編集長を辞して、わざわざややこしく泥臭い川口市に、私設秘書(川口市長政務私設秘書)というポジションで来るメリットって普通ないですよねって思っています。
私のように、旧鳩ケ谷市に特別な思い入れがあるとか?クルド人に助けられたことがあるとか?何か特別な心情をお持ちのようでもないです。
そうなると「火のない所に煙は立たぬ」と言いますが、ウワサはウワサではないのでは?と思うのです。
時が経てば自ずとわかる事ですから、ノンビリ動向を見守ろうと思います。
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